【Power BI入門】家計簿分析レポート#1 ~なぜ家計簿をPower BIで分析するのか?~
今回から新シリーズ、「Power BI家計簿分析レポート」シリーズを開始しますぞ!
このシリーズでは、家計簿アプリのサンプルデータを使って、Power BIでレポートをゼロから作り上げていきます。
第1回目のこの記事では、このシリーズの全体の流れと、そもそもなぜPower BIで家計簿を分析するのか?についてお話しします。
このシリーズ全体のテーマは、以下になります。
家計簿データを例に、Power BIを使ったデータに基づく意思決定の流れを学ぶ
操作の手順だけでなく、「なぜPower BIで分析するのか?」、「どのようにデータモデルを設計するのか?」等の考え方を一緒に学んでいきましょう!
- Power BI活用について、このシリーズで学べること
- なぜ、家計簿データをPower BIで分析するのか?
- ExcelとPower BIでできることの違い
Power BIについて詳しく学びたい方は、ぜひパワ実のPower BI入門書もご参考ください!
YouTube動画で見たい方は、こちらからどうぞ!
このシリーズで分かること
このシリーズで完成させるレポート
最初に、このシリーズで作成する予定の完成版レポートの一部をお見せします。
※データは全て架空のものです
以下のレポートは、実際に操作できるので、ぜひ拡大表示して触ってみてください!
このレポートは、マネーフォワードMEからエクスポートしたCSVデータをもとに、家計の収支・資産・投資状況を一目で把握できるダッシュボードになっています。
- 収支・資産サマリー:家計の全体像を一目で把握するページ
- 支出カテゴリ分析:「どこにお金が消えているか」を分析するためのページ
- 資産サマリー:今の貯金額や、投資信託をあわせた、全体の資産残高を確認できるページ
スライサーや、グラフの一部を選択することで、他のビジュアルも連動させながら分析することができます。
このレポートの操作方法は、YouTube動画も参考にしてくだされ!
この3ページだけでも、以下のような問いに、データで答えられるようになると思います。
- 今月の収支はどうか
- どこに使いすぎているか
- 今の資産はいくらか
このシリーズでは、上記のようなレポートを、ゼロから一緒に作っていきます。
Power BIを触ったことがない方でも、比較的簡単に作れるレポートなので、ぜひ一緒に学んでいければと思います!
シリーズ全体の流れ
続いて、このシリーズ全体の流れを説明します。

このシリーズ(全10回を予定)では、単なる操作手順の解説ではなく、データドリブンな意思決定の流れを、家計簿データ分析を例に説明していきます。
シリーズの流れは、 以下のようになります。
- 目的・要件の明確化
「何を知りたいか」を先に決める - 必要なデータの検討・設計
どんなデータが必要か、どうやってデータモデルを組むかを設計 - データの準備
必要なデータを用意し、Power Queryエディターを使ったデータ変換操作をする - Power BIで可視化・分析
家計簿データから、毎月の収支や、貯金額を可視化したダッシュボードを作成 - 意思決定・実行
作成した家計簿レポートを見ながら、現在の状況を分析し、今後の判断に繋げる
シリーズ全体として、上記のような流れで進めていきます。
今回はこのシリーズの説明として、どのようなケースで、家計簿データ分析をしていくかを紹介しますぞ!
想定ケース
このシリーズで使う家計簿データは、30代夫婦、会社員で共働き、保育園の子供がいる3人家族を想定ケースとします。

この家族には、以下のような悩みがあります。
- 毎月の支出で、どこを節約すればいいか分からない
- 毎月いくらNISAに積み立てられるか知りたい
- 老後や教育費、このままで大丈夫なのか漠然と不安…
このような悩み…ミムチも経験ありますぞ…!
このシリーズでは、家計簿アプリ(マネーフォワードME)と同じ出力フォーマットのサンプルデータを使って、Power BIでデータ分析をして、これらの悩みに対する回答を出していきます。
今回のケースでは、家計の「見える化」から、具体的なアクションにつなげることがゴールです!
なぜPower BIで家計簿分析するの?
では次に、なぜPower BIで家計簿分析をするのかについてお話します。

おそらく多くの家庭で、Excelやスプレッドシート等で家計簿を管理しているかもしれません。
でも、こんな経験はないでしょうか?
- 月が替わるたびに、グラフのデータ範囲を手作業で更新する
- 「食費だけ見たい」と思ったとき、フィルターや関数の調整に時間がかかる
- データが増えてきたら、ファイルが重くなって操作するのもストレスになる
Power BIを使うと、右側のようなことができます。
- CSVを差し替えるだけで、レポート全体が自動更新されます
- 簡単なレポート操作で、すぐに切り口を変えた分析をしたり、深堀した分析ができます
- また、スライサーで簡単にフィルター機能実装でき、インタラクティブにレポートを絞り込んで分析ができます
つまり分析作業ではなく、分析そのものに時間を使えるようになります。
家計管理でいえば、月末にレポートを見るだけで、今月どこに使いすぎたか、今後どこを削れるかが判断できるようになります。
このシリーズでは、Power BIを使って、家計簿データからレポート作成して、分析していきます。
今後組織で、Power BIを活用していく上でも参考になると思うので、ぜひ見ていただければと思います。
さいごに
この記事では、「Power BI家計簿分析レポート」シリーズの流れについてお話ししました。
このシリーズでは、30代夫婦の家計簿データを題材に、課題整理からPower BI分析、意思決定までの流れを、約10回かけて学びます。
完成レポートでみたように、月次収支・支出カテゴリ別分析、現在の貯金残高など、ライフプランを考えるために必要な情報が詰まったダッシュボードを作成していきます。
Power BIを使うとExcelよりも迅速に、切り口を変えて分析したり深掘りしたりすることができますぞ!
次回は、家計簿データをPower BIで分析する目的・要件の明確化をしていきます。










