でも今後具体的に、どのようにAIを仕事に取り入れていけばよいのですかな?
そのためAIに関する情報収集や、積極的なAIサービスの活用検討等はした方がよいと思うよ。
この記事では、ChatGPTの登場で未来がどう変わっていくことが予想されるか?社内でのAI活用や、今後必要なスキルとあわせてお話します。
- ChatGPTが何故こんなに注目されているのか?
- 今後企業は、AIをどのように活用できるか?
- 今後個人が身に着けていくべきスキル
Youtube動画で見たい方は、こちらからどうぞ!
ChatGPTで変わる未来!
ChatGPTとは?
ChatGPTとは、OpenAIが開発した大規模な自然言語処理の人工知能です。
AIチャットボットをイメージすると、分かりやすいと思います。
- チャットボットや、翻訳、文章生成等に応用される
- 例えば、質問応答、文章生成、要約生成、翻訳等ができる
- 2022年11月の公開後5日で100万ユーザーを超えた
- Microsoftは2019年に、OpenAIに10億ドルを投資し、さらに追加で数十億ドルの投資を決定した
例えばChatGPTに質問を投げると、以下のように自然な言語で回答が返ってきます。
AIが及ぼす影響
ChatGPT等のAIは、私たちのこれまでの仕事を根本的に変えてしまう可能性があります。
ChatGPTの登場で、世界最大の検索エンジンを持つGoogleの経営陣は、事業に対する深刻な脅威への警戒を示して「コード・レッド」を宣言したと報じられました。
世界的な大企業であるGoogleが、ChatGPTの登場で、緊急事態であると宣言したわけです。
今まで私たちは何か調べようとしたとき、Google検索で調べることがほとんどだったと思います。
私も例えばPowerPlatformやRPA等の実装に詰まったときは、まず「ググって」検索するのが基本でした。
しかしChatGPTに聞けば解決するならば、多くの人はChatGPTに聞くようになる可能性があります。
Googleで検索した結果から、適切な記事を探すというのも中々手間のかかる作業ですが、これからはただChatGPTに、聞けばよいだけで、欲しい情報が得られるようになるかもしれません。
ChatGPTが普及すると、このミムチとパワ実のブログも読まれなくなるかもですぞ!
そしてこのChatGPTの影響は、Youtuberや、ブロガー、企業サイト等だけにとどまるものではないかもしれないよ。
例1:カスタマーサービス
既にカスタマーサービスは多くの企業が、チャットボットや、電話での自動音声案内等を取り入れていると思います。
今はまだAIによる細やかな案内はできていない状態かもしれませんが、今後はChatGPT等のAIが導入され、さらに自動化が進んでいく可能性のある領域だと思います。
例2:コンサルティング
コンサルティング等もAIに置き換わる可能性があります。
特に小規模なシステム導入や、あまり複雑でない内容の相談等は、人間のコンサルタントが出るまでもなく、AIが対応できるようになる可能性があります。
将来的には、社内のDX化をどのように進めていけばよいか、どのシステムを取りいれ、具体的にどういう設計にしていけばよいのかを、人間ではなく、AIのコンサルタントと相談しながら進めていく時代が来るかもしれません。
例3:教育現場
教育現場等も、将来的には、先生ではなくAIが勉強を教えるようになるかもしれません。
現在の小学校のような一斉授業のやり方はなくなり、将来的には、生徒一人一人が学習したい内容を選び、AIツールを使って学習していくようになるかもしれません。
そして人間の先生は、児童生徒のサポートに徹するようになる可能性もあります。
このように、AIは今後様々な業界で、あらゆる仕事のやり方を大きく変えていく可能性があります。
AIをどう企業のDX推進に活用できる?
これからは企業レベルでも、個人レベルでもAIを取り入れ、活用していくことが重要になります。
AIをどう企業のDX推進に活用できるか、いくつかの具体例を紹介します。
「Microsoft サービスのCopilot」を活用
Microsoft関連サービスには、今後GPTベースのCopilotが順次導入されていく予定です。
- Github Copilot
- 強力なコード補完・コード生成をしてくれる
- Microsoft 365 Copilot
- 自動で資料を作成したり、データを作成・グラフ化等してくれる
- Power Platform Copilot
- 要件定義をするだけで、自動でデータベースやアプリを作成してくれる
既にGithub Copilotはリリースされていますが、コーディングによる開発時に、要件を入力するだけで、コードを自動生成してくれるなど、協力な開発ツールとして話題です。
Microsoft 365 Copilotでは、クラウド上に格納した資料から、wordでの提案資料を自動作成したり、ppt資料を自動作成したりできるようです。
そのほかにも、Excelでのグラフやデータの自動作成や、Outlookメールへの返信文案の作成等、様々なことができるようになるようです。
更にPower PlatformにもCopilotが導入予定で、要件定義をするだけで、Power Appsアプリのデータベースや、アプリの自動作成ができたり、Power Automateによるフローが自動作成される動画で、とても話題になりました。
「ChatGPT API」、「GPT API」の活用
Chat GPTやGPTのAPIを使った、システム開発を検討してもよいと思います。
APIは直接使う以外にも、Azure OpenAIサービスを利用して使うこともできます。
APIを使う場合はオプトインしなければ学習に使われませんが、今後は完全なオンプレ環境や、セキュリティ面がより考慮されたサービスも出てくるかもしれません。
Power AutomateでChatGPTのAPIを使う方法については、以下の記事も参考にしてください。
今後個人が身につけるべきスキル
まず情報収集力は企業だけでなく、個人レベルでも、今後のAI技術の動向はWatchしていった方がよいでしょう。
また実際にAIツールを活用できる力も必要です。
個人レベルでも、AIツールを使いこなせる人と、そうでない人で、大きく差が出ます。
例えば、ChatGPTや、Github Copilotを使ってアプリ開発等を効率化したり、ChatGPTを使って、ブログの企画・見出し、記事案等の骨子を素早く作ることもできると思います。
最後に、様々なツールを合わせて使いこなすコラボレーション力も重要だと思います。
どのようなケースで、どのツールが適しているのか、それぞれのツールの特性を理解し、さらに複数のツールを組み合わせて、全体的に業務改革を行っていく等の力が必要だと感じます。
最後に
本日は、ChatGPTの登場で未来がどう変わっていくことが予想されるか?社内でのAI活用や、今後必要なスキルとあわせてお話しました。
ChatGPTの登場で、本日お話したように、様々な業界、職業での仕事のやり方が、根本的に変わっていくかもしれません。
今後MicrosoftCopilot等のAIツールがリリースされたら、このチャンネルでもいち早く使い方等の発信をしていく予定です。