RPA

【RPA入門】RPAとは?定型作業の自動化で業務改善!

ミムチ
ミムチ
ミムチは最近RPAに興味がありますぞ!

でもRPAを使うと具体的に何ができるのですかな?

パワ実
パワ実
RPAは、PC上で行うあらゆる作業を自動化するためのツールだよ。

単純作業を自動化して、空いた時間でより生産的な仕事に集中することができるよ!

この記事では、RPAとは何かについて、RPAのツールや、RPA導入の効果と合わせて解説します。

この記事でわかること

  1. RPAとは何か?
  2. RPA導入による効果
  3. 主要なRPAツール

Youtube動画で見たい方は、こちらからどうぞ!

RPAとは?

RPAとは、定型的な作業を自動化するためのツールです。

RPAを使うことで、デスクトップアプリや、Webサイトの画面操作など、PC上で行うあらゆる作業を自動化することができます。

RPA導入の効果としては、以下の3つがあげられます。

RPA導入の効果

  1. 業務の効率による、人件費の削減
  2. 人によるミスをなくすことによる、作業の品質向上
  3. 業務効率化等で空いた時間で、より生産的な仕事に集中できる

RPAの導入にはそれなりのコストがかかるため、単に作業自動化によるコスト削減だけではなく、削減した時間をより生産的な仕事に充てるという点が重要になります。

より生産的な仕事というのは何かというと、人にしかできないコア業務で、例えばBIやAIを活用し、組織のデータを分析することで、ビジネスインサイトを得ること等ができます。

パワ実
パワ実
このブログでも、PowerBIや、AIツール等の活用方法を発信していますので、是非参考にしてください!

主要なRPAツール

主要なRPAツールには、以下のようなものがあります。

世界でシェアの高いRPA製品は、米国のUiPath、AutomationAnywhereと、イギリスのBlue Prismの3つで、これらは世界三大RPAと呼ばれています。

また日本ではUiPathに加え、NTTグループのWinActor、RPAテクノロジーズのBizRobo!が人気です。

また最近は、Windows11に標準搭載されている無料のRPAツールとして、MicrosoftのPowerAutomate Desktopもあります。

パワ実
パワ実
簡単にRPAを試してみたいという場合は、Windows11標準搭載のPower Automate Desktopを使ってみるのが良いと思います。

Power Automate Desktop(PAD)の基本的な使い方については、以下の記事も参考にしてください。

【RPA入門】Power Automate Desktop(PAD)とは?~インストールと基本的な使い方~ Power Automate Desktop(PAD)は、Windows11に標準搭載されている、無料で使えるRPAツールです。...

RPAを使った業務自動化の事例

RPAを使った業務自動化の事例としては、例えば以下のような業務があります。

RPAによる業務自動化の例

  • システムからファイルを定期的にダウンロードして、指定したフォルダーに格納する
  • Excelテーブルの入力内容を、システムへ入力する

RPA化する業務は、全体の流れや作業手順が決まっている定型業務で、毎日・毎週など頻繁に行う作業、そして大量に同じ処理をする作業が、特に自動化した時のコスト削減効果があります。

そのためこのような定型業務で、頻繁かつ大量に処理する作業を優先的にRPA化していくことをおすすめします。

実際にRPAを動かしてみる!

それでは実際にRPA(PowerAutomate Desktop)を動かして、作業自動化の例を見てみましょう!

今回はRPAによる作業自動化の例として、以下の実装をしてみました。

今回RPAで自動化した作業

このブログの1ページ目に表示されている記事一覧のタイトルと、日付データを抽出し、Excelに出力する

Webページからデータを抽出し、加工する作業をスクレイピングと呼びますが、Webサイトによってはスクレイピングを禁止している場合もあるので注意しましょう。

PowerAutomate Desktopの編集画面は、このようになっています。

今回は大きく以下3つのリージョンに分けてみました。

RPA化しが作業の区分(リージョン)

  1. ブログにアクセスし記事データを取得する
  2. Excelに書き込む行の変数を設定する
  3. Excelに取得した記事データを出力する

パワ実
パワ実
各リージョンに、左から自動化する作業のアクションを追加していくことでRPAを実装しますが、詳しい使い方はまた別の記事で解説します!

RPAを実行すると、まずブログサイトにアクセスし、データを抽出し、取得したデータをExcelに書き込むというアクションが上から順に実行されていきます。

RPAの実行が完了したので、作成されたExcelファイルを開いてみます。

すると以下のように、ブログの1ページ目に表示されている記事一覧のデータが抽出できました。

業務においては例えば、業務システムで検索した結果データを抽出したり、逆にExcelやCSVデータに記載したデータを読み取って業務システムに登録したり等の作業自動化ができます。

このようにRPAを使うと、定型的な作業を自動化することができます。

PowerAutomate Desktop以外のRPAツールでも、無料の使用板が使えるものも多いので、是非試してみてください!

最後に

本日はRPAとは何かについて、RPAのツールや、RPA導入の効果と合わせて解説しました。

RPAは特に、以下のような業務を自動化することで多くの工数削減につながります。

  1. 定型業務
  2. 頻繁に処理する業務
  3. 大量に処理する業務

RPAによる効果は工数削減だけではなく、削減された工数を使い人にしかできない仕事や、より生産的な仕事に集中できる点にあります。

パワ実
パワ実
例えば空いた時間を、BIやAIを活用したデータ分析等に使うことで、ビジネスインサイトを得たり、自分自身の付加価値を高めたりできますので、是非皆さんもRPAを活用していきましょう!

ABOUT ME
パワ実
DX推進担当(IT部門) 2021年からPower Platform(Power BI、Power Apps、Power Automate)を勉強中。 Power Platformを使っていく中で、知りえた情報を発信している。 Youtube、Twitterでの情報発信もしています!