PowerApps

Power Appsでできること、できないことは?Power Platformを活用して業務フローを改善!

ミムチ
ミムチ
最近社内へのPower Apps導入を検討していますぞ。

しかし、どうもPower Appsで何ができるのか、よく分かりませんなあ…

パワ実
パワ実
この記事では、Power Appsでできることできないことを、Power Platformでの業務改善例も一緒に紹介するよ!

Power Appsのライセンス費用や、必要なPC要件もまとめているから是非見てね。

この記事の結論

  1. PowerAppsを使うと、短期間、低コストで簡単に自社のビジネスアプリを作れる
  2. アプリの外部への公開や、複数人での同時開発はできない
  3. Power BI、Power Automateと連携することで、更に業務効率化、データ利活用が推進できる
  4. Power Apps導入前に、30日間の無料試用版を試すのがよい

YouTube動画で見たいかたは、こちらからどうぞ!

Power Appsとは?

Power Appsは簡単にビジネスアプリが作れるローコードプラットフォーム

PowerAppsとは、誰でも簡単にビジネスアプリを作れる「ローコードプラットフォーム」です。

ローコードプラットフォームとは?

プログラミングをほとんどせずに、アプリを作れる開発ツールのこと

本来一からアプリを作る場合、例えば以下のような、色々なプログラミング言語等の知識が必要です。

アプリ開発に必要な知識

例えばアプリのデザイン(クライアントサイド)では、アプリの見た目を作ります。

データの登録や削除(サーバーサイド)では、データベースを操作する処理を作ります。

またアプリを動かす土台も必要です。

AWSや、GCP等を利用して、その上でアプリを動かすことで、Web上で世界中の人とアプリを共有することができます。

パワ実
パワ実
パワ実は自分で初めてアプリを作ったとき、色々勉強をしながら、1年くらいかけて家事管理アプリを完成させたよ。

ミムチ
ミムチ
アプリ開発には、かなり色々な知識が必要なのですな。

これでは初心者にはハードルが高いし、時間もかかりますぞ。

パワ実
パワ実
この問題を解決するのが、PowerApps等のローコードプラットフォームだよ!

PowerAppsを使うと、以下のように簡単にアプリを作ることができます。

  1. デザイン:PowerPointのような直感的な操作で作れる
  2. データの登録や削除:Excelのような関数を使い、簡単にアプリを動かせる
  3. 土台:PowerPlatform上でアプリが動くため、開発環境や実行環境の構築が不要

勿論初めてアプリを作る人には少し難しいですが、一からアプリを作る場合に比べハードルはかなり低く、開発時間も短いです。

特にPowerPointやExcel等、Office製品をよく使っている人は、使いやすく感じると思います。

ローコードプラットフォームの将来

IT分野を中心とした調査・助言を行うアメリカの企業「ガートナー」は、2023年までに中・大規模企業の50%以上が、自社の戦略的アプリケーションプラットフォームとして、『ローコードプラットフォーム』を採用すると予測しています。

ミムチ
ミムチ
近い将来、多くの企業でローコードプラットフォームで社内のアプリ開発をするようになるかも、ということですな!

パワ実
パワ実
ローコードプラットフォームの製品は、Power Apps以外にも、以下のような製品があるよ!

ローコードプラットフォーム製品例

  • Outsystems
  • Salesforce
  • Mendix
  • Appian
  • ServiceNow

Power AppsはMicrosoft社の開発したローコードプラットフォームで、以下のような特徴があります。

  • Microsoftの組織アカウントが必要
  • SharePointやPowerBI、PowerAutomate等、MicrosoftのOffice365サービスとの連携がしやすい
  • 既にOffice365サービスを使っている場合は、PowerAppsの導入がしやすい

Power Appsでできること、できないこと

Power Appsでできること、できないことは以下のようなものがあります。

Power Appsでできること

  1. Web上で簡単にビジネスアプリを作れる
  2. 短期間・低コストでアプリを作れる
  3. 様々なデータソース、サービスと連携できる

Power Appsはクラウドサービスのため、Web上で簡単にビジネスアプリ開発ができます。

開発環境、実行環境も自分で作る必要がなく、操作も簡単なので、短期間・低コストで自社のアプリが作れます。

また、SharePointリストや、Excel、Dataverse等、様々なデータソースが使え、Power Automate等との連携もできます。

Power Appsでできないこと

  1. 外部の人のアプリ利用、一般公開はできない
  2. 複数人で同時に、アプリ開発作業はできない
  3. 柔軟なデザイン、動きは実装できない

Power Appsは基本的に自分の組織内で使うアプリになり、外部の人や、一般にアプリを公開することはできません。

外部の人にアプリを利用してもらいたい場合、外部の人の(Gmail等の)アカウントをゲストユーザーとして追加し、ライセンスを割り当てることで可能です。

※ライセンス費用がかかることに注意してください

1つのアプリの編集は同時に1人しかできません。

複数人でアプリ開発をする場合は、作業する時間をずらすか、アプリをコピーしてそれぞれ作業した後、最後にアプリをマージするなど工夫が必要です。

自分で作るアプリと違って、柔軟なデザイン等を作ることはできないことにも注意です。

Power BIやPower Automateと連携した業務フロー改善例

Power Platformを使った業務改善の例として、トラブル対応の例を見てみます。

例えば、現状では以下のような業務フローになっているとします。

トラブル対応例:現状の業務フロー
  1. トラブル発生時、現場の職員がサポートデスクに電話で連絡し、詳細を伝える
  2. サポートデスクは、トラブルの内容を確認し、Excelのフォーマットに記入
  3. 一旦電話を切り、サポートデスクは、トラブル内容の調査や検証を行う
  4. 調査が終了後、現場のスタッフに電話で連絡し、調査結果や対応等を回答
  5. 現場のスタッフは回答を聞き、何等かの対処を行い、トラブル対応が完了
  6. サポートデスクは月初等に、先月のトラブル対応の実績を報告

ミムチ
ミムチ
毎月何十件もトラブル対応があると、サポートデスクの人はかなり大変ですぞ!

業務の一部でも効率化できないですかな?

パワ実
パワ実
この業務フローは1つの例だけど、例えばPower Platformで以下のような業務フロー改善例を考えてみたよ!

トラブル対応例:Power Platformによる改善後の業務フロー
  1. トラブル発生時、アプリでトラブル内容を報告
    • Power Apps、データベース:Share Pointリスト
  2. トラブル報告が登録されると、サポートデスクにTeamsで通知
    • Power Automate
  3. トラブルの内容をアプリで確認、調査を実施
    • Power Apps
  4. 調査が終了後、アプリでトラブルの調査結果や対応を回答
    • Power Apps
  5. 現場職員にトラブル調査結果のTeams通知
    • Power Automate
  6. 現場職員は回答を確認し、トラブルの対処を行う
  7. 登録されたデータを毎日自動で取り込み、レポートを作成
    • Power BI

どうでしょうか?

Excelへの記録をPower Appsによる登録に変更し、PowerBIで自動でレポート化することで、サポートデスクの電話対応業務が削減されるかと思います。

これは業務改善の一例ですが、Power Platformを使うことで、様々な業務改善が期待できそうです。

Power AutomateやPower BIについては、以下の記事も参考にしてください。

Power Automateでできることは?Power Apps、Power BIと連携した活用事例も紹介! YouTube動画で見たいかたは、こちらからどうぞ! https://youtu.be/wyA60yvjzg4 ...
Power BIでできることは?データに基づく意思決定に役立つ! Power BIの実際の使い方のデモは、こちらの動画を参考にしてください! https://youtu.be/tFr...

Power Appsの導入に必要なもの

PC

Power Appsはクラウドサービスで、Webブラウザ上でアプリ開発ができます。

そのため、PCスペックの要件は特にありませんが、OS、ブラウザについては以下の要件があります。

Power Apps利用の要件

  1. OS
    • Windows:10以降
    • Mac:10.13以降
  2. ブラウザ
    • Google Chrome:最新の3つのメジャーリリース
    • Microsoft Edge:最新の3つのメジャーリリース
    • Mozilla Firefox:最新の3つのメジャーリリース
    • Apple Safari:13以降

詳細は、Microsoft Documentの「Power Appsのシステム要件、制限、および構成値」をご確認ください。

また、Power Appsと一緒にPower BI Desktopを使いたい場合は、Power BIの方の要件も確認する必要があります。

Power BI Desktopに必要なPC要件については、以下の記事を参考にしてください。

Power BIでできることは?データに基づく意思決定に役立つ! Power BIの実際の使い方のデモは、こちらの動画を参考にしてください! https://youtu.be/tFr...

ライセンス

Power Appsのライセンス費用は、以下のようになっています。

Power Appsのライセンス
  • Premium1ユーザーごとに月額2,500円

詳細は、Microsoftの「Power Apps価格」をご確認ください。

またMicrosoft 365ライセンス等を既に持っている場合、Power Appsのライセンスもついているため、事前に確認した方が良いと思います。

参考:Microsoft「Microsoft365 E3、E5、F3ライセンス」

まずは、Power Apps 30 日間の無料試用版を試してみても思います。

Power Appsを使ったアプリ作成の流れ

最後に、PowerAppsでアプリを作る基本的な5ステップを説明します。

流れとしては、アプリの設計>データベースの作成>アプリ開発>テスト・修正>発行・共有です。

Power Appsアプリ開発の基本的な流れ

PowerAppsを勉強するなら、以下の本がおススメです!(税込み3,300円)

PowerApps環境のセットアップから、データソースの解説、基本のキャンバスアプリの説明があり、初めてPowerAppsを使うときにとても分かりやすかったです。

↓↓

アプリの設計

最初に、アプリの設計をきちんとやっておくことをお勧めします。

1つのSharePointリストからシンプルなアプリを作る場合は、必要ないかもしれませんが、2つ以上のデータベースを使ったり、アプリの画面や動作が色々とある場合は必要です。

アプリの設計では、システム化の範囲や、アプリの機能、データベース設計、画面設計などをします。

データベース作成

データベース設計(アプリ設計で作成)をもとに、デーベースを作成します。

データベース設計で列名、データ型、リレーションシップ等を決めておくので、設計を見ながら作るだけです。

データベースは、例えばExcel、SharePointリスト、Dataverse for teams、Dataverse等を使うことができます。

アプリを開発

設計をもとに、画面や動作を作っていきます。

Power AppsはWebサービスで、開発環境、実行環境が用意されており、すぐに開発を始めることができます。

Power Appsのアプリ開発画面

テスト・修正

アプリができたら、いったん動作確認のテストをします。

多くの場合、動かしてみると想定通り動作しないバグが出てきますので、随時修正していきます。

テスト・修正は、アプリ開発をしながらも随時行っていきます。

発行・共有

最後にアプリの発行・共有をします。

アプリを発行後、使ってもらいたい人にアプリ、およびデータベースへのアクセス権限を付与することで、他の人に共有できます。

アプリを発行した後も、あとから不具合や、追加機能の要望等が出てくると思うので、その時は、またアプリ開発をして、テスト・修正後に、発行する手順になります。

  • PowerAppsは、基本的にMicrosoftアカウントを持つ、同じ組織のメンバーでしか共有ができません
  • ゲストユーザとして外部アカウントを追加することは可能ですが、Power Appsのライセンスは必要です
  • Webで一般に公開することはできません

それぞれのステップについて、具体的なやり方については、以下の記事を参考にしてください。

※YouTube動画、ブログ記事のまとめですが、ブログ記事の方はまだ執筆中のものもあるため、徐々にアップしていきます

【PowerApps入門】キャンバスアプリの作成方法まとめ~家事管理アプリを作ってみる!~ この記事では、Power Appsのキャンバスアプリで「家事管理アプリ」を作成する方法の動画(YouTube)と、記事をまとめました。...

Power Appsでのアプリ開発は、これらのサイクルを2週間程度の短期サイクルで回していき、アプリをバージョン1、バージョン2…と公開していくやり方が向いています。

アジャイル開発の流れ

最初に簡単なアプリのプロトタイプを2週間くらいで作ってリリースし、バグや改良点を修正して、また2週間くらいでリリースしていく…という感じです。

ミムチ
ミムチ
Power Appsでのアプリ開発は、何だか難しそうですぞ…

パワ実
パワ実
最初は難しく感じると思うけど、1つアプリを作れればPower Appsについての操作が大体わかるよ!

ミムチ
ミムチ
つまり1つアプリを作れば、他のアプリにも応用できるということですな!

ミムチもこれからPower Apps頑張りますぞ!

まとめ

この記事では、Power Appsでできること、できないことを、Power Platformの活用事例と一緒に紹介しました。

PowerAppsとは、誰でも簡単にビジネスアプリを作れる「ローコードプラットフォーム」です。

PowerAppsを使うと、以下のように簡単にビジネスアプリを作ることができます。

  1. デザイン:PowerPointのような直感的な操作で作れる
  2. データの登録や削除:Excelのような関数を使い、簡単にアプリを動かせる
  3. 土台:PowerPlatform上でアプリが動くため、開発環境や実行環境の構築が不要

Power Appsでできること、できないことは以下のようなものがあります。

Power Appsでできること

  1. Web上で簡単にビジネスアプリを作れる
  2. 短期間・低コストでアプリを作れる
  3. 様々なデータソース、サービスと連携できる

Power Appsでできないこと

  1. 外部の人のアプリ利用、一般公開はできない
  2. 複数人で同時に、アプリ開発作業はできない
  3. 柔軟なデザイン、動きは実装できない

Power Appsは、Power BI、Power Automate等、Power Platformと連携することで、更に業務の効率化と、データ活用の推進が期待できます。

Power Platformの活用例

  1. Excelへのデータ入力を、Power Appsでの登録に置き換える
  2. Power Automateでデータ登録時、Teamsに自動通知する
  3. 登録データから、自動でPower BIレポートを更新

他にも、Power Platformの活用で、様々な業務フロー改善が期待できます。

Power Appsはクラウド上のWebサービスのため、ハイスペックPCは必要はありません。

OS、ブラウザについては、以下の要件があるので、注意しましょう。

Power Apps利用の要件

  1. OS
    • Windows:10以降
    • Mac:10.13以降
  2. ブラウザ
    • Google Chrome:最新の3つのメジャーリリース
    • Microsoft Edge:最新の3つのメジャーリリース
    • Mozilla Firefox:最新の3つのメジャーリリース
    • Apple Safari:13以降

Power Appsのライセンス価格は以下のようになっています。

  • アプリごとのプラン1アプリ、1ユーザーごとに月額540円
  • ユーザーごとのプラン1ユーザーごとに月額2,170円
  • アプリごとのプラン(従量課金)毎月アクティブ ユーザーが使用するアプリごとに1,120円

詳細は、Microsoftの「Power Apps価格」をご確認ください。

Power Appsの導入を考えている人は、まずは、Power Apps 30 日間の無料試用版を試してみるのがよいと思います。

Power AutomateやPower BIの導入も検討している人は、以下の記事を参考にしてください。

Power Automateでできることは?Power Apps、Power BIと連携した活用事例も紹介! YouTube動画で見たいかたは、こちらからどうぞ! https://youtu.be/wyA60yvjzg4 ...
Power BIでできることは?データに基づく意思決定に役立つ! Power BIの実際の使い方のデモは、こちらの動画を参考にしてください! https://youtu.be/tFr...
ABOUT ME
パワ実
DX推進担当(IT部門) 2021年からPower Platform(Power BI、Power Apps、Power Automate)を勉強中。 Power Platformを使っていく中で、知りえた情報を発信している。 Youtube、Twitterでの情報発信もしています!

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